フルモデルチェンジされた新型ジムニーが発売されましたね。
すでに注文殺到で納期はさらに先になっているようですが、
もう試乗をしてきた、という人も多いのではないでしょうか。
やはりジムニーで気になるのは、実際の乗り心地ではないでしょうか。
これまでのジムニーは、乗り心地という点ではあまりいいクルマではありませんでした。
新型ジムニーになって、この辺りがどれだけ改善されたのかは気になりますね。
そこで、試乗や口コミの感想などから新型ジムニーの乗り心地などについて紹介します。
新型ジムニーの乗り心地について
新型ジムニーは、普通の車と違って、かなり特殊な車と言えます。
ラダーフレームを採用していたり、タイヤが細く直径が大きかったり、
最低地上高が高いという特徴があり、根本的につくりが違う車と言えます。
こんなジムニーですが、これまでの乗り心地の印象としては、
・背が高いので安定せずフラフラする
・乗り心地が荒い
・音がうるさい
・ステアリングがナーバス
など、乗り心地の関してはあまりいい印象がありません。
では、新型ジムニーではどの程度改善されているのでしょうか。
静寂性・振動について
エンジンをかけてみると分かりますが、先代よりもかなり静かになっています。
運転中にエンジンの回転数を上げても、室内はそれほどうるさくなりません。
新型ジムニーでは、かなり静粛性に注意を払ったようです。
走行中の室内の振動ですが、これもかなり抑えられていて、振動は少ない印象です。
凹凸がある路面でも尖った衝撃はなく、車内が揺すられる場面もないため、かなり優秀な印象です。
これは、おそらく新開発したラダーフレームのおかげでしょう。
Xメンバー1本とクロスメンバー2本が追加されたため、ボディマウントの衝撃吸収性能も向上しているようです。
車重は重いため、乗り心地は重厚感があるものになっています。
ステアリングについて
先代ジムニーは、ステアリングがナーバスな部分がありましたが、
新型ジムニーでは、カーブを曲がるときもそれほど不安はなく、
ブレーキング時の姿勢変化も少なくなっています。
ずいぶん安心して運転できる車になっています。
ステアリングのロック・トゥ・ロックも小さくなっていて、
きついカーブのときも、ステアリングホイールを大きく回さなくてもよくなっています。
加速性能について
先代のジムニーの車重は1t未満でしたが、新型ジムニーではどのモデルも1tを超えています。
車重が重くなった要因は、ラダーフレームの補強やステアリングダンパーの追加、安全装備などにあるようです。
車重は重くなりましたが、街中を走る分にはあまりそれを感じさせない走りができています。
ただ、加速性能については、かなりもっさりした印象です。
高速道路やバイパスなど、速度域の高い道路では少し気になります。
高回転域でのトルクが不足している印象です。
ジムニーは悪路走行を想定しているので低速トルクが豊かな車になっているようですね。
どうしても加速性能が必要なら、ジムニーシエラにするべきでしょうか。
また、MTモデルならいいのですが、ATは4ATなのも不満点ですね。
まとめ
新型ジムニーの乗り心地についてまとめました。
先代と比べて乗り心地はかなり改善されているようですね。
ただ、車重が原因で加速性能はあまり期待できなさそうです。
