ジムニーはギア比が原因で燃費が悪い?

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ジムニーは人気がある車ですが、
燃費が悪い!
という不満点があるようです。

実際、歴代のジムニーの燃費は軽自動車としては悪いほうですし、
フルモデルチェンジされた新型ジムニーでも、燃費に関してはあまり変わらないようです。

ここでは、ジムニーの燃費の悪さの原因について紹介します。

新型ジムニーの燃費は?

まず、実際に公表されているジムニーの燃費を紹介します。

5MTが
16.2km/l
(市街地モード:14.6km/l、郊外モード:17.5km/l、高速道路モード:16.5km/l)
4ATが
13.2km/l
(市街地モード:11.0km/l、郊外モード:13.9km/l、高速道路モード:14.2km/l)
となっています。

新型ジムニーから燃費の表示がJC08モードからWLTCモードに変更になりましたが、
燃費の数値としては、軽自動車としてはあまりよくないという印象ですね。

ジムニーの燃費が悪い原因は?

ではなぜジムニーの燃費は悪いのでしょうか。

まず挙げられるのが、軽自動車としては車重が重いという点でしょう。
新型ジムニーにはラダーフレームというものが採用されていますが、
これが原因で車重が重くなっています。

実際、新型ジムニーの車重は1030~1040kgとなっていて、1tを超えています。
これは一般的な軽自動車と比べても200~300kgも重くなっています。

車重が重いのに、軽自動車だからエンジンは660ccと同じなので、これでは燃費が悪くなるのも当然ですね。

ただ、ジムニーはもともと悪路の走行性能を高めたSUVという特別な車なので、
車重が重いのも特徴の1つと言えるでしょう。

ジムニーの燃費が悪いのはギア比が原因?

ジムニーの燃費に影響している要素に「ギア比」があります。

ギア比を簡単に説明すると
「出力側を1回転させるのに入力側が何回転するか」
を表す数字です。

例えば、ギア比が2の場合、
エンジンが2回転するとトランスミッションから出る軸が1回転する、
ということになります。

このギア比が高いと、トランスミッションから出る軸を1回転させるのにエンジンをたくさん回す必要が出てきます。

ギア比の数値ですが、
高い場合は「駆動力重視」、
低い場合は「加速力重視」
となります。

では、新型ジムニーのギア比はどうなっているかというと、
1速:5.8
2速:3.4
3速:2.1
4速:1.3
5速:1.0
となっています。

ちなみに、同じスズキのアルトのギア比は、
1速:4.3
2速:2.5
3速:1.6
4速:1.0
5速:0.8
です。

比べてみると、1速から5速まで、
すべてジムニーの方がギア比が高くなっています。

これは、ジムニーは悪路走破性を重視しているから、
駆動力を重視しているから、
ですね。

ギア比が高いため、トランスミッションから出る軸を1回転させるためにより多くエンジンを回転させる必要があります。
そのため、ガソリンも多く消費するので燃費が悪くなる、というわけです。

まとめ

ということで、ジムニーの燃費を悪くしている原因を紹介しました。

ただ、ジムニーはもともと燃費を気にして乗る車ではないので、
燃費を重視するならジムニーを選ばないほうがいいでしょう。

燃費よりも走行性能!というのならジムニーが最適ですね。

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